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サトシとびっくりたまご

サトシとびっくりたまご

Oleksandr Gamaniukby @oleksandr
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Episode 1: サトシとびっくりたまご

サトシのおかあさんが、あたたかくて、まだらもようのたまごをくれました。サトシはそれをだいじそうにかかえて、「なかにだれがいるのかな?」とささやきました。みずあそびがだいすきで、ゆうかんなゼニガメだといいな、とおもいました。

たまごがゆらゆらゆれて、パカッとわれはじめました。サトシはめをまるくしました。「ゼニガメでありますように」と、しずかにおねがいしました。すると、ポン!とピカチュウがかおをだして、「ピカッ!」となきました。

サトシはぱちくりしましたが、にっこりわらって、ピカチュウをそっとぎゅっとしました。「きみがでてくるとはおもわなかったけど、あえてうれしいよ」といいました。ピカチュウはサトシのてをにぎりました。ふたりはあたらしいぼうけんにしゅっぱつするために、おもてへとびだしていきました。

Episode 2: サトシとふしぎなタマゴ

サトシははやくにおきて、ピカチュウがタマゴのからのそばでにこにこわらってすわっているのをみつけました。「やっぱりゼニガメがよかったなぁ」サトシはためいきをつきましたが、ピカチュウにやさしくきのみをあげました。ピカチュウはうれしそうになくと、サトシのかたにぴょんととのりました。あたたかくて、とってもたのもしいピカチュウです。

おもてにでると、ちいさな川がキラキラとかがやいていました。サトシは川にこいしをなげるれんしゅうをしました。するととつぜん、つよいかぜがふいて、サトシのぼうしが川のほうへとばされてしまいました!サトシが手をのばすと、ピカチュウがさっとかけだして、だれもぬれることなく、ぼうしをきしまでおしもどしてくれました。

サトシはわらってぼうしをひろうと、ピカチュウのあたまをなでました。「きみはゼニガメじゃないけれど」サトシはいいました。「ぼくのともだちだ。それに、とってもすごいよ!」ピカチュウはサトシにぴったりよりそいました。ふたりはつぎのだいぼうけんをたのしみにしながら、いっしょに家へとかえりました。

Episode 3: サトシとびっくりたまご

サトシは、あたたかくて まだらもようの たまごを そっと だきしめて、「でんせつの ポケモンが うまれますように」と ちいさなこえで おねがいしました。ピカチュウも となりで ぴょんぴょん はねながら、たまごに ひびが はいるのを いっしょに じっと みつめました。すると、たまごが ぷるぷる、ゆらゆら ゆれて、やさしく ひかりはじめました。

パカッ! たまごの からが われて、おおきな おめめの ちいさな ピンク色の ポケモンが かおを だしました。そのこは シャボンだまみたいに ふわふわ うかんで、「ミュウ!」と かわいく わらいました。サトシは びっくりして、それから にっこり わらいました。「でんせつの ポケモンじゃなくて……まぼろしの ポケモンだ! もっと すごいや!」

ミュウは そらで くるくる まわって、サトシの はなを つんと つつきました。サトシは おもわず わらってしまいました。ピカチュウも うれしそうに さけんでいます。「ずっと いっしょだよ。いっしょに いろんなことを おぼえていこうね!」と サトシは やくそくしました。ミュウが ぴたっと くっつくと、3にんは あたらしい だいぼうけんに むかって、げんきよく あるきだしました。

Episode 4: ぐらぐら森

サトシとピカチュウ、そして新しいお友だちのミュウは、「ぐらぐら森」という不思議な森にやってきました。ここの木はじっとしておらず、風がないときでもゆらゆら揺れているようです。「見て、あのおかしな木!」サトシが、葉っぱを震わせている茶色の幹を指さしました。

ミュウはクスクス笑うと、もっとよく見るために高く飛び上がりました。そして、長いしっぽでその揺れている木を優しく「ツン」とつついてみました。するとびっくり!その木は「キュッ!」と鳴いて、こちらを向いたのです。

それは木ではありませんでした。ウソッキーだったのです!その不思議な生き物は、また木のふりをしようとして、石像のようにカチコチに固まってしまいました。サトシは優しく笑って言いました。「隠れなくていいんだよ。一緒に遊びたいだけなんだ!」

すると突然、空が灰色になり、強い風が森の中を吹き抜けました。ビューッ!かわいそうなウソッキーは、倒れてしまいそうになって、怖がってあちこちにぐらぐら揺れています。

「大丈夫、ぼくたちがついているよ!」サトシは風に負けない声で叫びました。サトシはウソッキーの緑色の手を握り、ピカチュウは足をぎゅっと抱きしめて支えました。みんなでしっかりつかまりましたが、風に後ろへ押し戻されそうになります。

仲間たちが困っているのを見て、ミュウの青い瞳が輝き始めました。すると、みんなの周りにキラキラしたピンク色のバブルが現れ、風をすっかり遮ってくれました。バブルの中は、とても静かで、温かくて、安全でした。

ついに風が止むと、バブルはキラキラと弾けました。ウソッキーは「ありがとう」を伝えるために、嬉しそうに小さなダンスをしました。サトシは、ミュウがいれば、どんな冒険も魔法でいっぱいになるな、と笑顔になりました。